勝った。ジョージが、また勝った。
前走の惨敗から、わずか中2週。今回は馬体重488kg、しっかり2kg絞れていた。これだよ、これ。畔蒜は新聞を見た瞬間に確信した。
大井のダート1600m、馬番2番、堂々の1番人気。畔蒜は仕事中もそわそわして上司に二回怒られたが、そんなことはもう過去の話だ。
ナイターのカクテル光線の下、ジョージは1番人気にきっちり応えた。1着。タイムは1分45秒6、鞍上はもちろん坂井英光騎手。畔蒜の記憶はそこで一回飛んでいる。
「畔蒜ジョージ、復活の勝利!」勝手に新聞の見出しを頭の中で作った。これで通算2勝目だ。
家に帰って焼酎のお湯割りを作り、レース映像を巻き戻して10回見た。途中から二本目を開けた。明日は仕事だが、もう知らない。ジョージ、ありがとう。